南青山にはしょっちゅう行くのだが、最近になって毛糸のお店が複数あるのを知り、たずねてみた。
ニッティングバード東京店は外苑前駅からすぐの場所にある。
ショップの紹介
ニッティングバードはニットの情報を発信するウェブマガジンを主体として、店舗を持たず活動しており、東京店を開いたのは2024年9月。できてから半年ばかりのまだ新しいお店だ。

私がこのショップを知ったのはYouTubeチャンネル「フクロウのかまど」蜜猫さんが紹介していたから。
蜜猫さんが著書の出版イベントで上京したとき、「第一希望で行きたいお店」として挙げ、真っ先に訪れた場所だ。(購入品紹介は5:55あたりから)
店は建物の2階にある。狭い店内にコーンを並べ、工場で使用された残糸を集めてはかり売りをしたり、使いやすいように糸を組み合わせて引き揃えた「一期一会糸」を販売している。そのアイデアと組み合わせのセンスがおもしろい。
元はアパレル素材で品質がいいと聞いたが、そもそも、工業糸は上級者向けだ。全体をさらっと見て、私は、靴下用の糸を集めたゾーンをめざした。
靴下専用「一期一会糸」を選ぶ
靴下糸はウールとコットンを中心にして、超極細毛を7〜8本引き揃えにしている。
同系色でまとめたものもあったが、それより、奇抜な配色で「編んだらどうなるんだろう?」と想像がつかないものが多かった。
靴下用は、ただ糸を引き揃えれば編みやすい糸になるわけではない。ストレッチ性のある梳毛ウールを入れるなどして質の高い手編み靴下ができるよう、配合を工夫しているそうだ。
さらに、超極細糸はただ揃えて巻くだけでも高度な技術を要する。特殊な機材を用意することによって、たくさんの糸を集めても、絡まず美しく巻けるようになっている。
引き揃えは編むとメランジになる。見本のスワッチも置いてあったし、いくつかのパターンをマフラーのようにつなげて編んだもの、靴下も展示されていた。
どれも上手な人の手で美しく編まれ、すべすべの触感で「編んだらこんなに手触りよくなるの?」と驚いた。
イメージの参考にはなったが、それでも、初心者の私は色選びに迷ってなかなか決められなかった。
購入した糸
着用シーンをイメージしつつ、小さめにスワッチを編んで、あとはスニーカーソックスみたいな短めのソックスにしようと決め、夏向きのカラーを探した。
たくさん糸を触って、色を見て、厳選したものがこちら!


白とベージュと黒、白黒の杢糸が8本ほど、引き揃えてある。
当然、マルチカラーのメランジになるんだろうけど、実際にどうなるのかは想像がつかない。楽しみだ。
フリーパターンもある
印刷された「#きほんの靴下」のレシピを一部もらってきた。
スワッチを編んだ
帰宅して、早速スワッチを編んだ。
コットンが入っているため、滑りがわるく、メタルの針が役に立った。アディプレミアムは先が丸く、引き揃えを編むのに適している。
それでもたまにつかみ損ねて糸がほぐれてしまったり、編み地の後ろからぴょこんと1本飛び出してしまったところもあった。
目数を十分取りつつ、段数を少なくして6cmほど編んだ。

わー、これ、好きな感じの配色だ!
黒がどう出るかわからなかったけどいいアクセントになっていて、黒の影響で、白糸がグレーっぽく見える。
おもしろーい!
引き揃えってこうなるんだ。はまりそう〜。
残糸は使う人がいなければ、捨てるしかないものだ。
こうした企業努力によって資源を有効利用し、アップサイクルして楽しく編み物ができるのはすばらしい!
ニッティングバード東京店はお気に入りの店の一つになった。

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